貧血対策
貧血で悩む方は非常に多いです。貧血になったときには顔面が真っ白で見るからに気の毒ですよね。
特に女性は生理などがあって出血も多くなるため、鉄分が大量に外へ排出されてしまい、その結果貧血になる可能性が非常に高くなるのです。
子供であれば、体が成長していく過程において、多量の血液を作らなければなりませんので、特に成長期においては鉄分が不足しがちになります。
さらに妊娠中はお腹の中で、胎児がどんどん成長していきますので、どうしても大量の血液が必要となり、妊娠中の母親は、貧血になりやすくなるのです。
日常生活の中で突然倒れてしまうようでは、長い人生を生きていく上で困ってしまいます。顔面が蒼白になるのは、体が低酸素状態になっているためで、これは非常に危険な状態なのです。
実際、貧血が原因で引き起こされる病気で亡くなる人もいます。そういう意味では貧血を甘く見ていては大変名事になってしまいます。
そこで貧血対策として考えられることをいくつかご紹介しましょう。基本的には食事で鉄分を多く摂取することが大切です。
できるだけ鉄製のフライパンをつかって調理したものを食べるようにして下さい。調理器具の鉄が少しずつ溶け出して鉄分を取り入れることができます。
では鉄分の多い食材とはどのようなものでしょうか?肉なら赤身の肉に鉄分が多く含まれています。牛や豚や鳥などのレバーも鉄分を多く含んでいます。
貝類なら牡蠣やシジミ、アサリなどがよいでしょう。魚ならイワシや鯖、サンマに代表される青魚や煮干しなどに鉄分が多く含まれています。
野菜であればヒジキや青のりがよいでしょう。貧血に対してはこのような食事療法が基本ですが、それでも足りない方は、サプリメントを飲んだり、鉄剤などの薬を服用したりする場合もあります。
ただ、鉄剤の薬の服用は注意する必要があります。一般的には、最も吸収しやすいのは、空腹時ですが、胃腸に障害が発生したり、吐き気、下痢などの副作用が心配でもあります。
こうしたことを考慮するなら、食後または食事中に服用していただくことが望ましいでしょう。
また、1回飲み忘れてしまったからといって、2回分をまとめて一度に服用するのは絶対にやめて下さい。
非常に危険です。この薬は、多く摂り過ぎてしまうと、鉄過剰症や、場合によっては鉄中毒症を発症することがあります。
こうなるとかえって健康を害してしまいますので、決められた量を必ず守って服用して下さい。