貧血の治療法

貧血の治療法

貧血には、鉄欠乏性貧血、、溶血性貧血、再生不良性貧血、続発性貧血 があります。

 

原因によって、区別されています。

 

鉄欠乏性貧血の場合は、鉄分などの栄養不足や、長期出血などが原因ですから、鉄分を補う治療と、出血箇所に対する治療が主になります。

 

鉄剤の経口投与は、便秘がちになったり、便が真っ黒になる、食欲不振などの副作用はあるものの、鉄欠乏性貧血の場合、貧血症状が出ている時点で、体内の鉄の貯蓄分も減少してい待っているので、食事のみではなく、吸収のよいお薬を使うことで、早い回復が期待できます。

 

しかし、赤血球がもろくなってしまう溶血性貧血や、骨髄の造血機能がうまく働かななくなることで起きる、再生不良性貧血は、鉄分などの栄養を補うだけでは、完治しません。

 

医師による、診断、と適切な治療が必要です。

 

巨赤芽球貧血(悪性貧血)の場合は、ビタミンB12が発見されるまでは、原因が特定できず、死に至ることもある病とされていましたが、現在は、胃の内因子低下によるビタミンB12や葉酸の不足ということが解明されています。

 

経口投与では効果が期待できなので、筋肉注射による治療が主になります。

 

ビタミンB12の筋肉注射を1週間続け、その後、2、3ヶ月に1回の投与を続けます。この治療法で、かなりの患者さんが、貧血症状を劇的に改善されています。
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