貧血症状のチェック
よく貧血になる方は、自分で自己の状態をチェックされていますか?もしチェックされていないのであれば、その方法について参考にして下さい。
貧血になると体が低酸素状態になります。その結果、低酸素状態を回避しようとして、体の様々な部分が補完機能を働かせます。それがいろいろな症状として表れるのです。
それを自分でチェックすることによって、貧血状態にあるかどうかを自分でチェックすることができます。その主なものを挙げてみましょう。
動悸や息切れがする、立ちくらみがする 、体力を消耗しやすい、顔つきがよくない、肩こりがある、むかつきがある、注意力や集中力の落込みがひどい、食欲があまり出てこない、舌が荒れている、ものを飲み込むのがやりにくい、爪が白っぽい、爪が反り返っている、白髪・抜け毛・枝毛が目立つ、朝、なかなか起きられないなどの症状が見られたら貧血状態であるかどうかを自分でチェックすることができます。
ただ、個人差がありますので、これらの項目が全て、あてはまるというわけではありません。貧血症の人は、自分にとって最も貧血状態かどうかを見分けられる尺度を持っておきましょう。
上記以外には、氷を食べたくなれば貧血状態にある可能性があります。これは氷食症といって、1つの傾向として覚えておかれるとよいと思います。
喫茶店やレストランに行って、グラスの中の氷をやたら欲しがったりしたら貧血状態の黄色信号と考えてよいでしょう。
また、気をつけなければならないことは、上記の項目に引っかかったとしても、ただの体調不良であることもあります。普通の体調不良を、貧血状態と勘違いすることもありますので注意して下さい。
また上記はあくまで簡単な自己診断レベルですので、もし気になることがあるならば、必ず専門医の診断を受けられることをおすすめします。
昔からよく「かぜは万病のもと」と言われますが、「大病の陰に貧血あり」と言っても過言ではありません。
非貧血が思いもよらない病気につながっていることがあるのです。
たとえば、貧血がもとで、うつ状態になることもありますし、精神状態に悪影響を及ぼすおそれが多分にあります。中学生や高校生などの多感な時期の生徒さんたちは、場合によっては不登校につながることもあるのです。
一方、老人の場合、貧血が認知症に似た症状をもたらすことがあり、実際に認知症と間違われることもあります。それで貧血の治療をした結果、認知症のような症状もなくなり、状態が改善されたという事例もたくさんあるのです。⇒貧血の対処法
⇒貧血対策トップ