貧血の対処法

貧血の対処法

また周囲にいる友人たちをはじめとるす人たちは、貧血で倒れた人に対してどう対処するのがよいのでしょうか?

 

貧血になると、突然のめまいで倒れたり、座っているところから立ち上がろうとしたときに立ちくらみが起こります。

 

貧血状態になれば、脳に送り込まれる酸素が一時的に低下し、体内が低酸素状態になることがあります。

 

貧血になった人はよく顔面が真っ白になってしまうことがありますよね。それがこの状態です。

 

このような場合に気をつけなければならないのは、倒れることによって頭を強く打ったりする二次災害が起こる可能性があるということです。
たとえばその場所が階段であったりすると非常に危険です。また、場合によっては一時的に意識を失うことさえあります。

 

めまいがしたり、視界が白っぽく見えたりしたときは、無理に立ち上がろうとせず、とりあえずはその場にしゃがみ込んで、状態が回復するのを待ちましょう。無理に動こうとするのは危険です。できるだけ低い姿勢を取ることで二次災害を避けるようにしましょう。

 

そしてしゃがんだまま、頭を下げて膝につけるような姿勢をとりながらしばらく休んでいると次第に状態は回復してきます。

 

もし自分で緊急事態であると判断したら周りにいる人たちに助けを求めましょう。学校の中であれば保健室、一般の建物に医務室がある場合は医務室へ連れて行ってもらいましょう。

 

しばらくすれば回復します。但し、回復してもすぐには激しい運動をしたりするのは避けて下さい。貧血後に頭痛が出ることもあります。決して無理はしないで下さい。

 

また周囲の友人や家族もそのあたりのことをきちんと理解してあげることが大切です。

 

貧血症の人はこのような状態になってしまう前に、もうすぐめまいが起こりそうだなという予兆を感じるはずですから、そのときは、こうした症状が出る前に、自分で対処するよう、無理のない生活を送るよう心がけて下さい。

 

貧血症状が出にくいようにするためには、日頃から睡眠をしっかりとり、体を保温するのがよいでしょう。

 

入浴やシャワーをするときもできるだけ、熱いお湯よりはぬるめのお湯を使って、短時間で行うようにして下さい。熱いお湯の場合は、酸素を多く必要としますので、貧血症の人にはあまりおすすめではありません。

 

このように貧血は、突然起こることもありますが、ある程度は自分の日常生活における心がけ次第で未然に防ぐことが可能なのです。
⇒悪性貧血とは?
⇒貧血対策トップ